読 書 活 動 の 推 進


 ◆本校では読書活動を推進しています

     読書は、本を読む楽しみを知ったり、ものごとを広く深く考えたりするきっかけになるといわれています。
     そのためにも、読書をする機会を与え、読書をしたくなる環境をつくることが重要となります。
     本校では、平成19年度から読書活動推進の取組を始め、平成20年度には朝読書を導入するなど様々な取組をしています。    


  ◆本校では図のような概念で読書活動を捉えています
地域の小中高校・PTA・町内会による
読書活動推進のための組織ができました。

桔梗・石川地区読書活動推進委員会
 

 ◆読書活動推進に係る取組の紹介
【図書館の情報化】
 平成19年度に本校の図書館が情報化されました。18年度から校内各所のコンピュータから蔵書の検索が可能になっていましたが、本年度は専用ソフトウェアの導入により、本格的に情報化を進めることになりました。すべての蔵書にバーコードを貼り付け、データを入力する作業を完了し、9月から新しいシステムで図書館運営がスタートしました。
 これにより、貸し出し業務がよりスムースになるだけではなく、授業や総合的な学習の時間での図書の活用活発になり、読書に関心を持つ生徒が増えるのではないでしょうか。
【蔵書検索】
 専用ソフトウェアの導入により、蔵書検索機能も大幅に更新されました。校内各所のコンピュータから、本校の蔵書を 検索することができます。貸出状況や本の書棚まで知ることができます。
【図書館ガイダンス】
 図書館の利用法を説明する図書館ガイダンスです。入学したばかりの1年生全員を対象に、各クラス1時間ずつ行いました。コンピュータ画面から蔵書を検索したり、分類された書棚を確認したりと、図書館の利用方法を説明しました。また、分かりやすい図書館利用パンフレットも配付し、図書館の活用を呼びかけました。
【朝読書】
 平成20年4月から、朝読書を導入しました。8時30分少し前には、校内放送で音楽が流され、放送局によるアナウンスが 入ります。生徒は教室で思い思いの本を読み始めます。ほんの10分の読書ではありますが、毎日続けることで読書時間は 大きなものになります。本は生徒が持参するのですが、その他にも教室には学級文庫を配置しています。また、先生方も教室や廊下で読書をしています。このように、落ち着いた雰囲気から一日が始まります。
【物理文庫】
 2学年物理選択者用に「物理文庫」を設置しました。物理の授業を行っている教室に、物理など自然科学に関する書籍を置いてあります。(写真左)貸出簿に記入するだけで、朝読書で読んだり、自宅に持って帰ったりできます。 現在30冊程度ですが今後軌道に乗れば増やしていく予定です。面白い本との出会いが、読書の楽しさや、科学の楽しさを知るきっかけになることも多いものです。今後、読んだ本の紹介文を生徒が書き、それをまとめたいと考えています。
 写真右は、図書館の自然科学分野の書棚です。面白そうな本が並んでいます。
【先生による・お勧め本】
 本校では、図書館が発行している「Ryohoku Library」と図書局の生徒が編集・発行している「Tea Time」という2つの図書館報を発行しています。 プリントとして生徒に配布するほか、校内LANを活用して校内各所のコンピュータから読めるようにしてあります。
 「Tea Time」に連載している企画に<Teacher's select>というコーナーがあります。先生方が生徒にお勧めの本を紹介していくという企画です。 その記事を読んだ生徒たちが図書館を訪れたときに、お勧め本がすぐに見つかるようにと、「先生のお勧め本コーナー」を設置しました。 書籍の横には、説明文があるなど工夫されています。早速、貸し出された本も出ていて、今後の広がりが楽しみです。  
【全校生徒による・おすすめ本】
 静かな音楽に乗せて「朝読書の時間です・・」という放送局員のアナウンスから学校の一日が始まります。 朝読書を始めて数カ月、生徒のみなさんが読んだ本の中から、自分なりの「おすすめの本」を紹介しようという取組を行いました。 600名近くの生徒が書いた紹介文が廊下に貼られています。題字のデザインは本校PC部(写真左:平成20年度)と書道部(写真右:平成21年度)によるものです。 生徒が生徒に本を紹介することで、読書の輪が広がるのではないでしょうか。 本を読むこと(インプット)に加えて、紹介文を書く(アウトプット)という取組は、生徒の読解力・思考力・表現力を向上させる ものと考えています。
【稜北生から稜北生へのおすすめ本 Vol.1.2.3】
 「全校生徒による・おすすめ本」が【稜北生から稜北生へのおすすめ本】という冊子になりました。 生徒が書いた原稿を、本校PC部の1・2年生部員が分担してコンピュータ入力を行いました。入力は 大変でしたが、得意な技術を生かした作業でしたので意欲的に取り組んでいました。その後、図書局員が 原稿の整理や校正を担当し、この度、冊子としてまとめることができました。
 冊子はA4版で、書名に続いてその紹介文が全校生徒分掲載されています。本校の図書館や学級文庫に所蔵してる本には マークも入っていて、実用的なブックガイドとして活用できるものになっています。写真左は、3年目に作成したVol.3です。 表紙は本校美術部員がデザインしたものです。
【高校生による高校生のための サイエンス・ブックガイドI】
 生徒にとって、自然科学に関する本は、それほど身近なものではないようです。 そこで、身近にこんなに面白い科学の世界があるということを、本を通して知ってもらいたいと 物理文庫(上記)を作りました。
 文庫設置に続いて、この度、2学年の物理選択者23名が、一人一冊のおすすめ本を紹介した冊子を作成しました。 紹介する本の分野は、物理学・数学・情報学など自然科学分野としました。 自分で読んだ本の魅力を文章にして周りの生徒にも伝え、読書ガイドとして活用してもらおうと、 1冊につき400字程度の紹介文を書いたものです。
 最近では、物理文庫の冊数も増え、生徒の読書のペースも上がっているようです。 今後は、文庫、冊子ともに、さらに拡充していきたいと考えています。

【高校生による高校生のための サイエンス・ブックガイド(2年生全員による)】
 平成20年度に物理選択者23名で作成したブックガイドですが、平成21年度には2学年全員に拡大して第2集を作成しました。 約200名の2年生が一人一冊の自然科学書を紹介しています。自然科学に関する本を読む機会は予想以上に少ないようで、 今回初めて読んだという生徒もいたようです。数学・物理学・生物学はもちろん、認知科学や人工知能まで幅広い本が紹介されています。 この冊子の作成は、本校理科における確かな学力向上の取組のひとつで、読書活動や言語活動をとおして、生徒の思考力・判断力・表現力を 育成することを目的にしたものです。

平成23年度現在「第4集」を作成しています。

理科における読書活動・言語活動の推進
〜サイエンス・ブックガイドの作成を通して〜
【進路ブックガイド】
 生徒が自分の進路について考えるとき、正確な情報を得ることから始めなければなりません。本校では、進路指導はもとより総合的な学習の時間を活用して進路学習を積極的に行っています。インターネットで進路を調べる時、信憑性の低い情報に惑わされることは少なくありません。そこで、自分の視野を広げ、思考を深くするためにも本を読むことが重要になります。自分が知りたいことについて、どのような本があるのかを自分自身で調べる ことは簡単ではありません。このため本校では「進路ブックガイド」を作成して生徒に配付しています。進路分野ごとに、生徒にとって読みやすい本を 簡単な紹介を含めて掲載している充実したガイドです。
【話題の本をディスプレイ】
 図書館入口に「話題の本」を紹介したコーナーを設置しました。
 昨年、話題になった本を中心に、本校図書局が工夫を凝らしてディスプレイしたものです。 きれいに飾られたコーナーには、本屋大賞受賞作もあり、話題の本がすぐに手にとれる ようになっています。書架に収めてしまうと目にする機会が減ってしまう本も、この展示により、広く生徒の目に触れる機会になるものと考えています。
【平成21年度高文連図書専門部研修会】
 平成21年度北海道高文連道南支部図書専門部図書研究部研修会が本校で開催されました。道南各地の 公立・私立高等学校15校から図書担当者が参加しました。研修のテーマは「函館稜北高校における図書館システムの導入と運用について」 です。最初に、福士公一朗教務部長が導入の経緯について説明を行い、本校における図書館システムの導入は、確かな学力向上に係る「読書活動及び言語活動の推進」の一環として 行ったものであることを資料を基に紹介しました。続いて、本校で図書を担当している村井文子指導実習助手が、図書館システムの運用について、 実際にコンピュータ画面を提示しながら、その使用方法や運用の実態を説明しました。その後、図書館の管理運用に係る実態や課題について協議を行い、活発な意見交換がなされました。
【本校の読書活動が新聞に掲載】
 本校における読書活動の取組が、モルゲン2010年4月号に掲載されました。 【いまどきの学校図書館事情】というコーナーに、「全校体制での読書活動推進と存在感のある図書館づくり」というテーマで紹介されています。 本校が平成19年度から現在まで継続的に取り組んでいる、図書館づくり・読書活動・言語活動の推進についてまとめたものです。
「モルゲン」は、生徒会担当教諭、司書教諭を通して生徒に配布する、先生と生徒が、共有する読書を柱とした、人間の生き方を考える新聞です。 リンクモルゲン編集部

◆函館稜北図書館だより「Ryohoku Library」◆
平成24年4月13日発行 Ryohoku Library No.1



◆函館稜北図書局だより「Tea Time」◆


平成21年9月24・25日に行われた
全道高校図書研究大会図書館報コンクールで
本校の「tea time」が奨励賞を受賞しました。

◆過去の図書局だよりはこちらから◆